モビットは三井住友銀行系の消費者金融!当初から銀行系として設立

モビットは当初三和銀行系だったためその後MUFGの消費者金融でしたが現在は三井住友銀行系のSMFGの消費者金融になっていて、800万円まで3.0%から18.0%の金利で融資を行っています。

モビットには4種類の申込方法が用意されているので、自分の申し込みやすい方法が選べ、ネット経由であればガラケーからでも可能です。自営業者の場合営業状況確認書類も必要になるので注意して下さい。

借入方法ではATMや振込に対応していますが、返済方法では自動引落が利用できるのが一部の銀行口座に限られるので利用できない場合があります。

返済方式は借入後残高スライド元利定額返済方式が採用され借り過ぎると返済額が高額化してしまいます。

モビットは銀行系消費者金融として設立!現在はSMFGに属する企業

モビットはもともと三和銀行やプロミスが出資して設立され、当初から銀行系の消費者金融で、その後三和銀行の後継となった現三菱UFJ銀行のMUFGの消費者金融になりました。

しかしプロミスが三井住友銀行のSMFGの消費者金融になったことから現在モビットはプロミスと同様にSMFGの消費者金融という事になっています。

モビットの提供しているカードローンの利用限度額の上限は800万円になっていて、大手銀行や他の大手消費者金融と並んで、高額融資に対応しています。

金利は3.0%から18.0%で最高金利は他の消費者金融と横並びですが、最低金利では大手銀行と同程度での消費者金融としては有利な利用が可能になります。

MUFG内の消費者金融だったが現在はSMFGの企業になっている

覚えている人も多いと思いますがモビットは当初三菱UFJ銀行系のMUFG(三菱UFJファイナンシャルグループ)の消費者金融でした。

しかし現在では三井住友銀行系のSMFG(三井住友ファイナンシャルグループ)の消費者金融になっています。

実はこれには複雑な経緯があって、当初モビットは三和銀行と関係先のプロミス及び信販会社のアプラスの出資によって設立された銀行系消費者金融でした。

その後三和銀行はUFJ銀行を経て現在三菱UFJ銀行となっていて、この関係でモビットは当初MUFGに属していたわけです。

ところがアプラスが資本撤退し、さらにプロミスの株式を三井住友銀行が取得することになって、MUFGに属しているにもかかわらず、三井住友銀行系の資本が入っている状態になりました。

最終的には、モビットが行っていた保証業務をMUFG側が継承し、融資業務はSMFG側が引き継ぐことになり、現在に至っています。

こういった経緯からも分かるように他の大手消費者金融は現在銀行系と言われていても元々は独立系だったわけですが、モビットの場合には最初から銀行系の大手消費者金融としてスタートしたわけです。

モビットは盛んにコマーシャルを流したりしているので、名前だけはよく知っているという人も多いと思いますが、カードローンの仕様は次のようになっています。

商品名 モビットカードローン
利用限度額 1万円~800万円まで
金利(年利) 3.0%~18.0%
返済方式 借入後残高スライド元利定額返済方式

モビットは800万円までの融資に対応している

表から分かるように、モビットのカードローンの場合利用限度額の上限は800万円となっています。

この800万円というのは現在ごく一部の地方銀行などを除いて、大手銀行や大手消費者金融が提供している上限額と同等の高額融資ということになります。

もちろんモビットも銀行系とはいっても消費者金融で貸金業という事になりますから、貸金業法の規定に従わなければなりません。

このため総量規制が適用になるので、実際に800万円の融資を利用するためには、少なくとも年収2400万円なければ、借りられないということになります。

このように誰でも高額融資が利用できる訳ではないので、借入れを考えている場合には、注意してください。

金利は3.0%から18.0%で最低金利は消費者金融としてはかなり有利

適用になる金利は3.0%から18.0%で審査の信用評価によって利用限度額と共に変わってくることになり、3.0%というのは利用限度額が最高額近くにならないと適用されません。

最高金利の18.0%というのは他の大手消費者金融のカードローンの金利とほぼ同じで、多くの場合申し込み当初は信用評価も低くなるので、この18.0%という金利が適用になるはずです。

また最低金利の3.0%というのは他の大手消費者金融と比べて、有利な設定で、将来的に高額の利用を狙いたいのであれば、この金利は大変魅力的と考える事ができるでしょう。

~モビットは三井住友銀行のカードローンよりも有利?~
モビットで面白いのは実質的な親会社の当たる三井住友銀行のカードローンの金利と比較した場合、最高金利ではモビットの方が高い金利を付けていますが、最低金利ではモビットの方が低くなっていることです。

ですから、高額の利用限度額で利用できるような人の場合、三井住友銀行のカードローンで融資を利用するよりも、モビットで融資を利用した方がお得な借り入れができるという事になります。

モビットの申込方法は4種類!三井住友銀行の契約機も利用可能

モビットの申込方法としては窓口での対応はありませんが、大きく分けてネット経由、郵送、電話、自動契約機の4つの方法が用意されており、自動契約機では三井住友銀行のものも利用する事ができます。

ネット経由での申込みは、パソコン、スマホの他、現在でも携帯電話(ガラケー)に対応してしているので、パソコンやスマホを持っていなくても比較的簡単に申込むことができます。

モビットの申込みに必要な書類は、ほかの消費者金融と同じで本人確認書類と、借入額によっては収入証明書類になりますが、自営業者の場合には、これに加えて営業状況確認書類の提出も要求されます。

モビットの申込方法は4種類!三井住友銀行の契約機も利用可能

そこでモビットはどのように申し込めばよいのかというと、大きく分けて次の4書類の申込方法が用意されています。

  • 自動契約機(ローン申込機・三井住友銀行ローン契約機)
  • 郵送
  • 電話
  • ネット経由(パソコン・スマホ・携帯電話)

他の消費者金融のように窓口での申込みはありませんが、現在多くの人が利用する申込方法は網羅されています。

自動契約機はモビットでは一気に契約まで進まないのでローン申込機と呼んでおり、さらに三井住友銀行内に設置されたローン契約機からもモビットの申込みが可能になっています。

申込みを考える場合にはこれ等のうち自分が利用しやすい方法を選んで申込みを行ってください。

ネット経由ではパソコン・スマホ・携帯電話が利用可能!

では、現在最も利用者が多くなっているネット経由での申込方法について説明していきます。

ネット経由の場合最近ではスマホの利用者が増えて携帯電話(ガラケー)からは利用できないところが増えています。

しかし、モビットの場合には、現在でもガラケーからの申込みに対応しているので、ガラケー利用者も安心して利用できます。

モビットのネット経由の申込みには次の2種類が有ります。

  • カード申込
  • WEB完結申込

通常のローンカードでの利用を想定している場合にはカード申込みで行い、申込みから利用までをWEB上で行うという想定でローンカードも必要ないという場合WEB完結申込を利用します。

ただし、ガラケーからの申し込みではWEB完結申込は利用できません。

カード申込みによる申込み手順は次のようになります。

申込情報送信

 ↓

簡易審査結果表示・ユーザーID発行

 ↓

モビットより電話連絡

 ↓

必要書類提示

 ↓

本審査

 ↓

メール或は電話で本審査結果連絡

 ↓

カード受取方法選択

 ↓

モビットから入会申込書等の書類送付

 ↓

モビットへ書類返送

 ↓

利用開始

WEB完結の場合には本審査終了後ネット上から入会手続きを行い利用開始となります。

モビットの申込みに必要な書類!自営業者は営業状況確認書類も必要

モビットの申込みで必要になる書類には次のようなものがあります。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書類

本人確認書類は運転免許証が基本になりますが、運転免許証が無い場合には健康保険証かパスポートが利用できます。

他の消費者金融ではマイナンバーカード等も利用できますが、モビットは上記3つのうちの1つとなっているので注意してください。

収入証明書類は基本的に50万円以上の借入れを行う場合に必要になり、源泉徴収票や確定申告書などの年収が確認できる書類が利用できます。

ただし年収を証明する書類が無い場合には直近の給与明細2か月分が利用できます。

この他、自営業者の場合には営業状況確認のための書類が必要になるので用意しておきましょう。この書類のフォーマットはモビットのホームページ内からダウンロードすることができます。

~消費者金融のモビットなら即日融資も可能~
以前はカードローンと言えば消費者金融だけではなく銀行でも即日融資を売りにしているところがありましたが、現在銀行では審査が厳しくなっており即日融資が利用できるところはありません。

しかしモビットは消費者金融の為、現在でも審査時間は短く申込時間に注意すれば、即日融資の利用が可能です。

モビットの借入方法と返済方法とは?自動引落は利用できない場合あり

モビットの借入れはATMからの引出しと振込の2つの方法に対応しており振込依頼は電話の他、パソコン、スマホ、携帯電話(ガラケー)を使ってネット経由で依頼することができます。

返済方法は自動引落の他、ATMからの入金、銀行振込に対応していますが、自動引落ができる口座は一部銀行のものに限られているので、利用者によっては自動引落の利用ができない可能性があります。

モビットの返済方式は借入後残高スライド元利定額返済方式で、借入後の借入残高によって月々に返済額が決まり、次の借入時まで返済額が変わらない方式が採用されています。

モビットの借入方法

無事審査に通過できて契約が終了すれば、モビットカードローンの利用が可能になります。借入方法は次の2つが利用できます。

  • ATMからの融資の引出しによる借入
  • 振込依頼による指定口座への融資の振込による借入

ATMから融資を引き出す場合、モビットは自前のATM網を持っていませんから、利用する場合には提携金融機関のATMを利用する事になります。

提携先には様々な所があり、主な銀行やコンビニATMが利用できます。特に三井住友銀行のATMは利用手数料なしで利用できるのでお得な利用が可能です。

振込依頼は電話で可能ですが、パソコンやスマホ、携帯電話(ガラケー)を利用してネッチ経由でも依頼できるようになっています。

モビットの返済方法

次に返済方法ですが、モビットの返済は次の3つの方法で行う事ができます。

  • ATMからの入金
  • 返済日の自動引落
  • 指定口座への銀行振込

ATMは借入れと同様に様々な所が利用でき、三井住友銀行のものであればやはり利用手数料なしで利用する事ができるのでお勧めです。

注意が必要なのは自動引落を利用する場合で、他の消費者金融では、多くはどの銀行の口座でも利用できますが、モビットの場合は次の銀行の口座でなければ利用できません。

  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行

また銀行振込の場合には振込手数料がかかる事になるので、お得に利用しようという場合利用者によっては三井住友銀行のATMから入金する方法しかなくなります。

この場合、自動で返済できませんから、返済日を忘れないように十分注意しなければなりません。

返済方式は借入後残高スライド元利定額返済方式

モビットで採用になっている返済方式は借入後残高スライド元利定額返済方式です。

返済方式というのは月々いくら返済するのかを決めるもので、借入後残高スライド元利定額返済方式というのは他の金融機関で借入後残高スライドリボルビング方式と呼んでいる方式と同じものです。

この方式は借入後の借入残高を段階的に区切ってそれぞれ返済額を決めているもので、通常は借入残高が高額化すれば月々の返済額も高額化していく事になっています。

返済額は次の借入れが行われるまで変わりません。

~有利な返済をするために追加返済も考えよう~
モビットの返済方法には月々の返済の他に追加返済と言っていつでも好きなだけ返済する方法があります。

この追加返済を利用する事によって借入元金を減らすことができ、以降の返済の期間を短縮し利息も減るので、有利な返済ができるようになります。

ですから資金的に余裕があるのであれば、この追加返済を利用して有利な返済を行う事を考えてみましょう。

モビット利用上の注意事項とは?返済額は予め確認しておこう!

モビットにも利用者向けに用意された機能や利用上注意すべき点があります。そこで予め利用してお行きたい便利機能や注意事項を覚えておきましょう。

まず、モビットでは利用者に便宜を図る為、借入れ診断機能や返済シミュレーション機能が提供されているので、これらを使い予め審査通過の可能性や、月々いくらの返済になるのかを見極めておきましょう。

次に利用上の注意事項として、返済方式の借入後残高スライド元利定額返済方式では借り入れが高額になると、返済額も高額化してしまい、返済能力を超えてしまう可能性が有るという点が挙げられます。

ですから借入れすぎないように注意しなければなりません。

また申込時の注意事項として全てをWEB上で行うWEB完結がありますが、この場合ローンカードが発行されない為、後々の利用に支障が出る可能性があります。自分の利用方法をよく考えなければなりません。

借入前に借入れ診断と返済シミュレーション機能を使ってみよう

モビットは盛んにCMを流していますから実際に利用したいと考えている人も多いでしょう。そこで申込みの前に知っておきたい便利機能や注意事項について説明しておきます。

まず便利機能としては次の2つが挙げられます。

  • 借入れ診断機能
  • 返済シミュレーション機能

借入れ診断機能というのは、申込みの前に審査通過の可能性を評価してみる機能で、これに通ったからと言って必ず審査に通過できるという訳ではないですが、これに通らなければ審査通過は見込めません。

ですから、まずはこの借入れ診断機能を利用して自分の評価をしてみましょう。

返済シミュレーション機能は審査に通過した後、実際に借入れする場合の月々の返済額や返済月数を計算してくれるもので、自分でも計算することはできまずが、金利計算などが面倒なのでこの機能は便利です。

借入後残高スライド元利定額返済方式の注意点

次に注意しなければならない点としては、まず返済方式を挙げることができます。

説明したようにモビットの返済方式は借入後残高スライド元利定額返済方式で、借入残高が増えれば増えるほど、月々の返済額も高額化していきます。

このため、少額なら自分の返済能力で返済できたとしても、借入額がある金額を超えてしまった場合には、自分の返済能力を超えてしまう事が考えられます。

ですからモビットで借入れする場合には、借り入れの前に自分が幾らまでの借り入れなら返済に耐えられるのか、見極めを行なっておきましょう。

この場合も先程説明した返済シミュレーション機能を利用すれば比較的簡単に見極めることができるはずです。

WEB完結はローンカードが発行されない

もう一つ注意しておきたいのがWEB完結での申込みです。WEB完結での申込みは大変簡単で利用したくなりますが、説明したようにローンカードは発行されません。

利用者によっては最初はATMからの利用を想定していなかったとしても、利用を続ける中でATMからの利用をしたくなることも考えられます。

ですから、WEB完結を利用して申込みを行う場合には、将来的な利用方法もよく考えて、本当にローンカードが必要無いのか十分検討したうえで申込方法を決めるようにしてください。

~まずは借りるよりも借りなくて済ませる方法を考えよう~
モビットもそうですが、最近の消費者金融のカードローンは非常に申込みが簡単で、お金が必要という場合、安易に借入れを考えてしまいがちです。

しかし借入れしたお金は返済しなければなりませんし、利息も支払う必要があります。差し引きで言えば損失が出るのです。

そこで借入れを考えた場合には、まずは借りずに遣り繰り済ませることを考える習慣を付けるようにしましょう。

ここで消費者金融モビットについて纏めておきます。

  • モビットは設立当初から銀行系消費者金融で現在はSMFGに属している
  • モビットの申込方法は4種類で三井住友銀行のローン契約機も利用できる
  • モビットの借入はATMと振込が利用でき返済はATMや自動引落などがありますが引落口座は限られるので注意が必要
  • モビットの返済方式では返済額が高額化する可能性があるので借り過ぎないように注意が必要

モビットはコマーシャルでは誰でも借りられそうですが、実際には他の大手消費者金融と同じで審査に通過できない人も多く、あまり安易に考えないようにして下さい。