ノーローンというのは現在新生ファイナンシャルの子会社で新生パーソナルローンという消費者金融が提供しているキャッシングブランドで300万円までの融資を最大18%の金利で融資しています。
ノーローンの申込方法はネット経由、電話、自動契約機の3種類用意されており、パソコンやスマホを利用すれば店舗に行かなくても簡単に申込め、本人確認書類は運転免許証等が利用できます。
ノーローンの大きな特徴は無利息期間が何度も利用できるという点で、上手に利用すれば、利息を払わずお金を借りることができるので、借入前に計画を練っておくことがお得な利用には大変重要になります。
ノーローンの提供業者は独立系消費者金融でしたが現在は新生銀行の出資を受け新生銀行グループの旧レイクだった新生ファイナンシャルの子会社の新生パーソナルローンという消費者金融から提供されています。
新生パーソナルローンのノーローンの融資上限は300万円となっていて、他の多くの大手金融機関が800万円になっているので現在ではちょっと見劣りがしますが、個人の利用額としては十分でしょう。
適用になる金利は4.9%から18%となり、利用限度額と合わせて考えれば、他の消費者金融とほぼ同程度の設定と考える事ができます。
最近はあまり見かけなくなりましたが、以前はテレビでも盛んにコマーシャルを流していた消費者金融の一つにノーローンがあります。
ノーローンの提供業者は1954年に兵庫県で信起商事株式会社という名前で創業され、1973年に姫路に本店を移転し、1984年にシンキ株式会社という名称になりました。
その後2002年に新生銀行と業務提携を結び2004年には新生銀行が筆頭株主になり、2009年に新生銀行グループの支配下になりました。
その後、2010年に旧レイクである新生ファイナンシャルの完全子会社になり、2016年に現在の新生パーソナルローンというい社名になりました。
ノーローンは以前から独特な無利息期間で有名ですが、この点は後で詳細に説明します。
まずノーローンが提供しているキャッシングの仕様を次に示しておきます。
商品名 | ノーローン |
---|---|
利用限度額 | 1万円~300万円まで |
金利(年利) | 4.9%~18.0% |
返済方式 | 借入金額スライドリボルビング方式 |
表に示した通り、ノーローンの融資は300万円までの対応になります。
現在大手銀行や大手消費者金融の多くが800万円までの融資の対応してキャッシングを提供しているので、ノーローンの300万円というのはそれほど高額とは言えません。
しかし、貸金業法の総量規制では基本的に融資は年収の3分の1までになっていますから、もし300万円借りようと思った場合、少なくとも年収は900万円必要という事になります。
つまり上限が300万円だとしても、多くの利用者にとってはあまり気にする必要が無い訳です。
しかも利用当初は信用的に言ってもずっと少額しか借りられませんから、この点からも300万円あれば十分と言えるでしょう。
金利は4.9%から18%となっていて、上限の18%というのは他の消費者金融のキャッシングと同じ水準で、特に高いという訳ではありません。
下限の4.9%というのは他と比較した場合、高めに見えますが、この金利というのは利用限度額と密接に関係しており、利用限度額が高いほど低金利になります。
このため利用限度額の上限が300万円になっているノーローンの場合、この利用限度額で他と比較すれば、それほど高い金利とは言えず、上限と同様やはり、同一水準と考える事ができます。
ですから後で説明する無利息期間を除けば、ノーローンは他とほぼ変わらない融資が行われるキャッシングと言えます。
ただし現在では、新生銀行グループに入ったことも有って、東日本にも進出して営業しています。
ノーローンの申込みはネット経由での申込みの他、電話や自動契約機という3つの方法が用意され、他の消費者金融にあるようなあまり利用されていない方法はないので注意してください。
ネット経由の申込みではパソコンとスマホが対応していますが、他の消費者金融が残しているような携帯電話(ガラケー)からの申込みには対応していません。
申込みに必要になる書類は、本人確認書類と、借入額によっては収入を証明する書類が必要で、本人確認書類は運転免許証が基本になり、免許証が無い場合には別の書類でも代替できる事になっています。
このノーローンの申込みは次の3つの方法が用意されています。
他の消費者金融の場合、窓口での対応や郵送による申込みなど以前からあった申込方法を残している場合も多いですが、ノーローンの場合には、よく使われる申込方法だけが残されたと考えられます。
申込みを行う際には、これ等のうちどれか自分が使いやすいものを選んで申込みを行いましょう。
インターネット経由が流行りだとしても、使い慣れていなければ分からない点も出てくるかもしれませんから申込方法はあくまで自分基準で選ぶようにしてください。
ではもっとも利用者が多いと考えられるインターネット経由での申込方法を説明していきましょう。インターネット経由で申込みができるのは次の2つの環境です。
他の消費者金融ではこれに加えて携帯電話(ガラケー)からの申込みについても対応しているところがありますが、ノーローンの場合にはガラケーには対応していないので注意してください。
申込みから利用までの流れは次のようになっています。
↓
↓
↓
流れを理解して、間違いの無いように行ってください。
ノーローンの申込みに必要になる書類としては次の2種類があります。
収入証明書は借入額が50万円を超える場合或は他社と合計して借入額が100万円を超える場合に提出が要求されます。
利用できる書類としては、源泉徴収票や確定申告書など年収が分かるもので、詳細についてはノーローンのホームページで確認してください。
ノーローンの借入方法は他の金融機関と同様にATMからの引出しと指定口座への振込が利用できます。ただしATMを利用する場合には、提携先によって利用手数料が掛かってくるので注意が必要です。
また返済方法もいろいろな方法が利用できますが、やはり利用方法によっては、利用手数料や振込手数料がかかる事になるので、お得な利用を考えている場合には十分注意してください。
返済方式は借入金額スライドリボルビング方式と言っていますが、これは他で言うところの借入後残高スライドリボルビング方式のことで、借入後の利用残高によってその後の返済額が決まるものです。
ノーローンの借入方法は他のカードローンと同様に次の2つの方法が用意されています。
ローンカードが利用できるATMは主なコンビニATMとセゾンのATM及び全国の提携銀行のATMが利用できます。詳細な提携先については、最新情報をノーローンのホームページで確認してください。
ただし提携先によってはATMの利用には利用手数料が発生するので注意しなければなりません。
指定口座への振込依頼は楽天銀行の場合にはリアルタイム融資というものが利用できて24時間いつでもすぐに振込まれます。
他の銀行の場合にはリアルタイムという訳にはいかず、13時を過ぎた依頼の場合には翌営業日になってしまうので注意が必要です。
返済の場合には次のような返済方法が利用できます。
リアルタイム返済というのは、ノーローン指定の銀行のインターネットバンキングを利用して24時間受け付けてくれる返済方法で、銀行、信用金庫、労働金庫、信用組合などのものが利用できます。
ATMからの入金の場合、借入時と同様に様々なATMが利用可能ですが、やはり利用手数料が発生する場合があるので注意が必要です。
また銀行振込でノーローンの指定口座に振込む場合には振込手数料がかかるので、これにも注意しなければなりません。
ノーローンの返済方式は借入金額スライドリボルビング方式が採用されていますが、この方式は他の金融機関では借入後残高スライドリボルビング方式と呼ばれているものです。
この方式では借入後の残高を段階的に区切ってその金額ごとに月々の返済額が決まり、返済額は、次の借入れが行われるまでは変わりません。
この方式は借入れが少額の場合には、月々の返済額も少額になるので問題はないのですが、借入れが高額になってくると、月々の返済額も高額化していくので、借り過ぎには十分注意しなければなりません。
予め自分が返済できるのは幾らで、返済額がその金額に達するのは幾らの借入れまでなのかを確認しておき、それ以上の借入れにならないように注意して下さい。
そこで利用したいのが返済シミュレーション機能でノーローンにもホームページの用意されていますから、利用してみて下さい。
ノーローンの大きな特徴としては、ほかのキャッシングではあったとしても最初しか使用できない無利息期間が、何度でも利用できるというもので、これは他には無い大きな注目点になります。
以前は毎回借入後に無利息期間が付きましたが、現在では初回と、次は前回の借入を完済した翌月以降の最初の借入れ時に無利息期間が付くようになっています。
ですから、この無利息期間を最大限利用するにはどのように借入れして返済すれば良いのかという事を、実際に利用する前に十分計画を練り、お得な利用ができる様にしてください。
ここまでの話だけならノーローンはごく一般的なカードローンという事ができますが、ノーローンが広く知られているのはその無利息期間にあります。
無利息期間というのは他のカードローンにも幾つかあって、どれも期間限定で、その間は無利息になるというものです。
例えば申込み後1週間とか、30日間とかいう場合も有れば、初めての借入後、1週間というような形で、無利息になる期間が決められています。
これらに共通しているのは無利息期間というのは1度限りのおまけのようなものだということです。
しかしノーローンの無利息期間というのは違います。
期間は1週間に限定されますが、おまけどころか何回でも利用できる一つの機能と考える事ができます。
実は以前はノーローンの場合いつでも借入後1週間は無利息という事になっていました。
しかし貸金業法の改正で総量規制やグレーゾーン金利の撤廃が行われて、利益が減少してしまったため、現在では初回と完済後の翌月以降の初めての借入れで1週間の無利息期間が利用できるようになっています。
ですから毎回という訳にはいかなくなりましたが、何度でも利用できるという点は変わっていません。
そこで利用時に考えてもらいたいのはこの無利息期間を有効に利用するための計画的な借入方法です。
例えば給料日1週間前に借入して給料日に完済してしまえば、翌月はまた無利息期間が利用できますから、こういった借入れを続けていれば、毎月利息を払わずに済ませることができるという訳です。
もちろん、そんなにうまくは行かないかもしれませんが、やはりできるだけも無利息期間を生かせるような上手な借入れができれば、利用者にとって損失になる利息を少なくすることができるのです。
ですから損失が無いとは言っても、やはり、借入れを考えた時には、まずは借りなくて済ませる方法を考える事は必要です。
上手に遣り繰りできれば節約もできて、良い習慣を付ける事にもつながります。ぜひ実践してみて下さい。
ここでノーローンという消費者金融のカードローンについて纏めておきます。
ノーローンは最近コマーシャルではあまり見かけませんが、説明したように現在でも融資を提供しており、利用方法によっては有利になる可能性が有る為、キャッシング選びでは選択肢として挙げておきましょう。