カードローンは大変便利な借り方と言えますが、やはり借金であることに違い話ありませんから、キャッシュカード感覚で利用できても返済ののことを忘れない様にしなければなりません。
カードローンにはいくつかの借入方法が用意されていますから、申し込みの前によく調べたうえで、自分が返済しやすい方法を選ぶ事が必要で、この点もカードローン選びの重要なポイントになります。
返済でもう一つ重要なのが返済方式です。これは借りたら自分が月々いくら返済していくのかを決めるもので、自分の返済能力内で返済していける事が重要ですから、予めこの方式に則って確認しておきましょう。
金融機関はお金を貸して利息を支払ってもらう事で、その中から利益を上げていますから、カードローンも融資の一つである以上、返済が前提になっていることが分かるはずです。
ですからもしカードローンを利用したら、利用者は必ず利息を付けたうえで返済する必要があります。このため借りる前に、返済の事もよく考えておく必要があり、安易な借り入れをしてはいけません。
もし返済ができなくなれば、金融機関は利益が上げられないだけではなく、元金の残金が損失になってしまう為、回収に乗り出し、それでも返済できなければ、最悪自己破産に追い込まれる事になります。
金融機関というのは慈善事業としてお金を貸しているのではなく、お金を貸すことによって利益を出している企業です。
どのように利益を出しているのかをサラ金の例で考えてみましょう。サラ金が利用者に貸すお金というのは、預金を預かっているわけではありませんから、銀行から借入れしたお金です。
サラ金は銀行に対して借りたお金だけではなく利息を支払う事になります。今この利息を『利息Ａ』と表現します。
そこでこの借入れしたお金を利用者に貸しますが、利用者からは貸した分のお金に加えて利息を受け取ります。この利息を『利息Ｂ』とします。
そこでこの場合のサラ金の利益は次のように表すことができます。
つまり利息Ｂが高ければ高いほど、利益は大きくなりますが、金利の上限も有りますし、あまりに利息が高くなれば利用者は居なくなりますから、そう利益は大きくならないのが実情です。
カードローンもキャッシングの一種ですから、当然返済する場合には利息も一緒に支払わなければなりません。
ところが、カードローンというのはこの意識が薄れてしまう事も有るので注意が必要です。
カードローンでの借入れを考えてみると、ローンカードを利用してＡＴＭから現金を引き出す形で行われるのが普通です。
これ何かに似ていると思いませんか。キャッシュカードでＡＴＭから自分の預金を引き出すのと動作としては全く同じです。
このため、カードローンを何度も利用していると、利用限度額の残額が、自分の預金残高のような気になって来て、そこまでは引出しても良いというように考えてしまうようになる人もいます。
しかし実際には、利息と言う自分にとっての損失が出ているのです。カードローンを利用する場合には、常にこの点について頭に残しておくようにしてください。
安易に借り入れを繰り返してしまうと、利息も膨らんで、場合によっては返済が難しくなってしまう事も無いとは言えません。
そうなってしまうと、消費者金融などの金融機関はすぐに回収を行うようになります。
それでも返済できなければ、差し押さえなどが行われるかあるいは債務整理を行うしか方法がなくなり、最悪の場合自己破産に追込まれることになります。
自己破産してしまうと、債務は帳消しにされますが、その記録は信用情報に１０年間残る事になり、その間はローンの利用などができなくなってしまうので、十分注意しなければなりません。
両者の間で話し合いがつかなければ裁判所にも入ってもらって場合によっては判断を仰ぐことになります。最悪の場合裁判所に自己破産を宣告してもらって債務を帳消しにしてもらわなければなりません。
カードローンの場合、借入れはＡＴＭから可能ですから大変便利で、そちらに目が行きますが、返済方法も予め確認が必要です。
返済方法はそれぞれ違いますが、自動引落やＡＴＭからの入金など様々なものが用意されています。
その中から自分が良いと思うものを選べば良い訳ですが、選ぶ基準としては、自分が返済を忘れないという事が重要です。申し込みの前にどういった返済方法が利用できるか調べ慎重に選ばなければなりません。
こういった場合、ネットなどにはどの方法が良いなどと説明している記事が投稿されていますが、重要なのは他人が良いと考える方法ではなくて、自分にとって良いものですからあくまで自分基準で選びましょう。
このように借入したら返済していかなければなりません。
そこで返済しやすくするためのカードローンを提供している消費者金融は、いくつか返済方法を用意し、利用者は自分が返済しやすい方法が選べるようになっています。
現在提供されている返済方法には次のようなものがあります。
インターネット経由というのはインターネット上から通販などで簡単に利用できるような支払いサービスがありますが、そういったものを利用する方法です。
ただし、どの業者でもすべての方法を用意しているわけではないので、申し込みに当たっては、利用できる返済方法を調べておいましょう。
どの方法を選べば良いのかと迷うかもしれませんが、基本は自分が利用しやすいものという事になります。特に自分が返済を忘れずに行なえるものが使いやすいものと言えるでしょう。
それならやはり自動引落が便利と考える人は多いはずですが、これにも落とし穴があって、残高不足になってしまうことも考慮しなければならず、結局は返済を思い出して確認することが必要なのです。
このため消費者金融によっては、返済日とその前後にメールで知らせるサービスを展開している場合も有るので、忘れっぽい人はそういったサービスが利用できるカードローンを探しましょう。
ネット上の情報の中にはどういった返済方法がおすすめといったような記事を目にすることがあります。もっともらしい話が書かれていますし、書いた人にとってはその通りだったのかもしれません。
しかし、その話はその投稿者にとっては正しい選択だったという話であって、自分にも当てはまるという事を言っているわけではありません。
返済をしていくのは自分であることを忘れてはいけません。
どの返済方法が良いのかは、あくまで自分を基準にして、良いものを選ぶ必要があります。
合わないものを選んでしまった場合には、返済を忘れる原因にもなりますから、慎重に考えてみて下さい。
ですから、返済は必ず忘れるものだという前提で考える必要があるのです。このため返済方法だけではなく返済を思い出す仕掛けを２重３重に用意しておくようにしましょう。
返済で重要になるのはこの返済方法だけではありません。もう一つ返済方式についてもよく考えなくてはいけません。
返済方式というのは月々いくら返済することになるのかを決める方式のことで、これによって月々の返済額や返済期間が決まる事になります。
最近の多くのカードローンの場合残高スライドリボルビング方式という返済方式が採用されていて、この方式では借入額が増えて行くにしたがって、月々の返済額も高額化していく事になります。
この他にもいくつか返済方式がありますが、方式によってそれぞれ長所短所があり、借り入れの方法によっては、他の方式に比べて損失が出る方式も有るので注意しなければなりません。
返済を考える際には返済方法が重要なことが分かりましたが、それと同じくらい重要になるのが返済方式です。この返済方式というのは月々いくら返済することになるかを決める方式のことです。
返済は元金の返済分と利息分の２つの部分の合計になりますが、方式によって様々な違いがあります。特にカードローンで利用されている方式には次のようなものがあります。
| 返済方式 | 内容 |
|---|---|
| リボルビング方式 | 何を一定にするかによって様々な方式に分かれますが、カードローンの場合は元金返済分と利息分の合計額が月々一定額になる方式を指すのが普通 |
| 残高スライドリボルビング方式 | 借入残高を段階的に区切って、それぞれの段階内では元金返済分と利息分の合計額が月々一定額になる方式 |
このうち現在カードローンで採用の主流になっているのが残高スライドリボルビング方式です。
以前は消費者金融を中心にリボルビング方式の採用も多かったのですが、徐々に残高スライドリボルビング方式を採用するカードローンが増えました。
ただし、この残高スライドリボルビング方式にもいくつかあり、返済して借入残高が減っていくにしたがって返済額も少なくなっていくというものばかりではありません。
消費者金融によっては借入後残高スライドリボルビング方式と言って、一度借入れをしたらその直後の借入残高で返済額を決め、次の借入れまでは、借入残高が減っても返済額はそのままという場合も有ります。
またこれ等の方式で決まる返済額は月々の最低返済額として、それ以上であれば、いくら返済しても良いというような仕掛けになっている場合も有ります。
返済方式が代わっても返済額は最終的には変わらないのだろうと考えている人もいるかもしれませんが、返済方式によって最終的な返済総額は違ってくるので注意が必要です。
よく言われる例に、リボルビング方式があります。リボルビング方式は残高が幾らになっても月々の返済額は一定です。
そうすると高額利用になればなるほど利息が増えますから、月々の元金返済分は減る事になります。場合によっては利息ばかり支払って元金はほとんど減っていないというような事もないとは言えません。
そうすると高額の元金がずっと残る事になってしまい、高い利息を払い続けなければならず、返済総額では他の方式に比べて膨らんでしまう事になるのです。
こういった問題が理解されるようになったために、最近ではリボルビング方式の採用が減っているわけです。
このように借り方によって他の方式よりも損失になってしまう事も有るので、返済方式が選べるものの場合には十分注意しなければなりません。
それは元金自由返済方式というもので、収入が安定しているとは言えない学生向けに利息だけは月々必ず支払う必要がありますが、元金分は期限までであれば何時返済しても良いという方式です。
借入したら返済しなければならないのは当たり前の話ですが、安易に借入れをしてしまうと、返済中に返済できなくなってしまうようなことも全くないは言えないので注意が必要です。
ですから、そういった状況にならないように、実際に借入れする前に自分が返済していけるかを見極めておく事が重要で、自分の収入と支出から、月々幾らまで返済できるのか把握しておくようにしましょう。
また、安易に借入れをするのではなくて、借りようと考えた時には、まずは借りすに済ませる事が出来ないか、様々な方法を考える事も必要です。借りなければ返済の必要も無いので真剣に考えて下さい。
返済で注意しなければならないのは、やはり最後まで返済していけるのかという点です。そのためには予め自分が返済していけるのかを評価してみる必要があります。
しかしカードローンと言うのは一回の借入額がそれほど高額にはなりませんから、安易に借入れをしてしまう人も珍しいことではありません。
そういった場合、いくら借入額が少なかったとしても、返済できなくなるような事も無いとは言えません。
返済ができなくなれば、督促状が送られ、それでも入金に応じなければ、回収担当から電話が来たり場合によっては訪問を受ける可能性もあります。
最近では厳しい取り立てはそう行われるわけではありませんが、回収担当は強面の男性というのが普通ですから、あまり電話や訪問は受けたくないものです。十分注意しなければなりません。
そこで重要になるのが、借入前に自分は幾らの返済まで耐えられるのかという事を見極めておくことです。
そこで過去１年分程度、自分の月々の収入額と支出額を調べてみましょう。その数字を使って次の数式で月々の収支額を計算します。
この収支額が自分の余裕という事になり、この中で返済が可能であれば自分の生活に影響せずに返済できるということになります。
ですからこの収支額が最低になるときを基準にして自分が借入れしたときの返済額を比較し、収支額がこれを上回っていれば返済できると判断して良いでしょう。
返済を考えるときに更に重要なことは、借りることを考えるのではなく、借りずに済ませる事が出来ないかを考える事です。
ですから、お金を借りようという場合には、必ず借りずに済ませる方法は無いかをじっくり考える習慣を付けましょう。
もし借入れが必要という事になったとしても、こういった検討を行えば、借入額を少なくできる可能性があり、その分返済の負担は少なくなるのです。
多くの場合一時的に返済額を減額してくれるはずです。もちろんその分元金の返済分が少なくなるので、返済期間が後ろに延びますが、急場を凌ぐことができる訳です。
ここで返済を考慮したカードローン選びについて纏めておきます。
中には返済が見込めないのに生活の為に借入れをする人がいますが、そういった場合には生活レベルを下げるか、それももうできないと言うのであれば返済は無理ですから生活保護の受給も考えましょう