カードローンにも人気があります。要するに利用者が集まるものが人気と言えますが、人を集めるには知名度が最も重要で、金融機関はテレビコマーシャル等のさまさまなイメージ戦略を行っています。
しかしカードローンは安易に人気で選んでよいのかというと、必ずしもそうは言えず、まずは自分がカードローンに対して何を要求したいのかを明確にして、それを基に良いものを選ばなければなりません。
ただし、いくら人気が高く自分の要求を満たしていたとしても、カードローンがお金の利用目的に合っているかどうかは分かりません。目的によっては要求を満たしその上有利に利用できるローンもあります。
カードローンには申込者が多数押し寄せる人気のあるものも有れば、なかなか利用者が集まって来ない不人気なものも有ります。この人気はどういった所で差が付くのでしょうか。
人気が上がる理由として1つ挙げるとすれば、やはり知名度という事になります。要するに申し込みを考えた時に聞いた名前のものが有れば、いろいろ考えずに、そちらに流れる訳です。
そういったことも有って、金融機関は利用者獲得のためにテレビでコマーシャルを流したり、あるいは店舗をおしゃれに改装するようなイメージ戦略を立て実施ています。
世の中、様々な物やサービスがあふれていて、それぞれ独占ということは無くて競争状態になるのが普通です。その中では人気が出るものや不人気なものが出て来ます。
カードローンもそういったサービスの1つと考える事が出来て、やはり人気が高く、利用者が増えていくものと、不人気であまり利用者が集まらないものが有ります。
もちろん、そういった人気はカードローンの内容が影響しますが、実際にはそれだけでこういった人気は説明できません。
例えば金利が他よりずっと低いカードローンが有ったとします。実際に他の銀行の水準より低い金利を付けているカードローンも探せば見つかるのですが、それを知らなければ選びようがありません。
つまり人気を左右するのはカードローンの内容だけではなく知名度も大きく影響するのです。
例えば自分がカードローンを選ぶ場合を考えてみましょう。多くの人の場合、テレビのコマーシャルを流しているような物の中から選ぶのではないでしょうか。
つまりコマーシャルを流すことによって知名度を上げているわけです。
こうしたことは世の中の仕組みのようなもので、世の中の企業というのはこういった知名度を上げるためにコマーシャルを使ったり、目を引く看板を立てたりするイメージ戦略を考える訳です。
そして、こういった知名度を上げる手段でも、やはり競争状態になって、より目を引かせるために、有名タレントを利用したり、印象的なキャッチコピーを流したり、凝った宣伝になっていくものです。
カードローンの場合、最近は銀行がこの分野に進出したことも有って、非常に競争が激しくなってしまい、毎日非常に多くのカードローンのコマーシャルが流れています。
また消費者金融では、以前の怖いとか汚いイメージを払拭するため、店舗をおしゃれに改装したり、窓口は女性を配置したりしてイメージアップを行なっています。
普段はこういったことは気にしませんが、いざカードローンを選ぶという場合、その中で印象的だったものが頭に浮かぶもので、ここで知名度の差が出てくることになるです。
これからもこういった様々な知名度を上げる浅酌で金融機関はしのぎを削る事になるでしょう。
当時消費者金融はサラ金と言われていた時期の高金利で厳しい取り立てを行う業者というイメージで利用者が集まらない状態でした。
そこでこういったイメージを払拭するため各社イメージ戦略を練ったわけです。
そこでアコムが流した若手女優を使った新鮮なイメージのコマーシャルが人気を博し、アコムだけでなく消費者金融業界全体のイメージを変えたと言われています。
ではカードローンというのは人気で選んでよいものでしょうか、例えばよく知られていて申込者がいっぱい来るのに、解約者もいっぱいいるとしたら、あまり良いカードローンとは言えないでしょう。
ですからここでは考え方を変えて、一般的に人気のあるものが良いと考えるのではなく、自分の使い方を基準にして、使い勝手の良いものが、良いカードローンと考えるようにしましょう。
ですから自分にとって良いカードローンを選ぶためには、まず自分がカードローンに何を要求するのかをよく考えて、その要求をより多く満たすものを探すようにすればよいという事になります。
このようにカードローンは知名度が影響して人気が左右されます。そこで新たにカードローンを利用する場合、こういった人気を頼りに利用するカードローンを選ぶ人はやはり多く、それがまた人気になります。
しかし、本当にこういった知名度から来ている人気でカードローンを選んで良いものなのでしょうか。
例えば、人気が高くどんどん申し込みがあっても、裏ではどんどん解約者がいたのでは、良いカードローンという事はできません。
もちろん人気が持続しているという事は、それなりに良いものであるのは間違いありませんが、だからといってそれが一番良い選択だったかと言えばそうは限りません。
良いカードローンという事を考えてみましょう。何を持って良いのかという定義はいろいろあるので、人気が有るものが良いというのであれば、人気で選べば良い訳ですが、もっと別な見方もできます。
カードローン以外のものやサービスを考えてみれば良く分かりますが、人気が無くても自分にとって良いものと感じたものはいろいろとあり、なぜ人気が出ないのか不思議に思う事が誰でもあるはずです。
カードローンでも同じことが言えます。あまり人気が無いものの中でも、自分の使い勝手が良いものが無いとは言えません。
カードローンを選ぶ場合には、人気ではなくそういった使い勝手が良いものが探せるようにすることが必要でしょう。
そこで必要になるのが、自分がカードローンに対して何を必要にしているのかをはっきりさせて、要求事項として列挙してみる事です。
そうすれば、カードローンを選ぶ際に人気ではなくて、自分の基準で選ぶ事ができる様になります。
例えば、手数料の掛からないATMが自分の行動範囲内にあるという要求を挙げておけば、利用の度に手数料がかかるようなATMを利用しなくて済みます。
要求が挙がったら、それによってカードローンを評価して、要求を満たすものを選ぶことができるはずです。
要求が具体的ではない場合には、評価の判断もボケてくることになるので、時間をかけて具体的に挙げていくようにしましょう。
ですから良いものを選ぶコツは、自分の利用できるカードローンの情報をできる限り集める事です。例えばコマーシャルは流していないような地方銀行や信用金庫などもカードローンを用意しています。
こういった金融機関は自分の周囲には必ずありますから、情報に漏れの無いようにしましょう。
ただし、はじめからカードローンと決めてかかるのはよくありません。ローンの中には条件さえ満たせばずっと有利に借り入れできるものがあります。
そこでまず何のためにお金を借りるのかその目的を明確にしましょう。
その目的によっては、幾ら人気が有ったとしてもカードローンを選ぶべきではありません。カードローンと言うのは何にでも利用できて便利と言えば便利ですが、適用される金利はローンの中では高いものです。
目的にもよりますが、それによっては目的別ローンと言うものが利用できます。
目的別ローンはお金の利用目的としては限定されますが、適用になる金利は低くこれが利用できるので有れば利用しない手はありません。
カードローンは何にでも利用できますから、利用目的が何であれ、とにかくカードローンを選んでおけば間違いないと考えて、最初からカードローンに絞って申込みをする人もいます。
しかしローンと言うのは何もカードローンだけではありません。大きく分類すれば次のようになります。
ローンの種類 | お金の利用目的 | 金利の傾向 |
---|---|---|
目的別ローン | 指定された目的以外には利用できない | 比較的低金利 |
フリーローン | 利用する目的は限定されない。カードローンも含まれる。 | 目的別ローンよりも高金利 |
ここで金利に注目した場合、利用方法にもよりますが、借入れが高額になるにしたがって金利が低いほうがお得さが出てきます。
カードローンを利用しようと思った時には、こういった点についてもよく考えるべきでしょう。
そこでお金を借りようと考えた場合には、カードローンを考える前に、まずは自分が何の目的でローンを借りるのかをよく考えてみるようにしましょう。
例えば、住宅を購入、あるいは自動車購入、教育費等様々なお金の利用目的があるはずです。
また生活費の補填というように、実際の場面で何に利用するかは事前には分からないが、とにかくお金が必要というような場合もあるでしょう。
ですから、お金の利用目的を明確にしないと、とにかくカードローンを契約して、必要に応じて借入れしようというような使い方になりかねません。
その結果実際に何に利用したのか分からないままに、借入れが膨らんでしまうという事も無いとは言えません。
目的が明確になったら、それに合った有利なローンを選ぶようにしましょう。
先程示した表に、目的別ローンと言うものがありますが、これは主に銀行に用意されたローンで、住宅購入やリフォーム、自動車購入、教育費、ブライダル、医療費など様々なものがあります。
ただし各金融機関で用意している目的別ローンは異なり、住宅、自動車、教育といったものは定番ですが、そのほかのものはある場合とない場合があります。
また銀行によってはこれら以外にも趣味などに利用できる目的別ローンを用意しているところも有ります。
銀行によっては自分で目的が指定できる多目的ローンと言うようなものも用意されているので、自分の目的向きのローンが見つからない場合にはそういったものの利用も考えてみるようにしましょう。
ですから、借入れする場合には、自分が返済できるかどうかをよく見極めて、返済できないような借入れにならないように十分注意してください。
人気というかお勧めのカードローンを選ぼうという場合、ネット上の口コミ情報を参考にしている人は意外に多いでしょう。ちょっと検索すれば見つかりますからお手軽な情報源と言える訳です。
しかし、以前はともかく、現在ではこういった口コミ情報には、それを使って、利用者を誘導しようという考えを持って悪意のある方法を投稿する人も多く、信用できる情報とできない情報が存在します。
また投稿された情報が事実だったとしても、それが自分にも当てはまる保証などどこにもありません。
ですから、カードローンだけではなく何かを選ぼうという場合、あくまで自分主体に選んだほうがよいでしょう。
使い勝手を判断する場合、多くの人が利用しようと考えるのが、ネット上にある口コミ情報です。口コミ情報は実に様々なものがありますが、それらの中でもお金にまつわるものは非常にたくさんあります。
口コミ情報というのは実際に利用した人が自分の体験を投稿したもので、例えば大変使い勝手が良いというものであれば利用者が集まりますし、使い勝手が悪いものは不人気につながる訳です。
このため、カードローンを選ぶ場合にも、この口コミ情報を参考にしている人が意外に多く、情報によっては利用者数を左右するような影響のあるものもあります。
ですから、利用者数を増やしたい金融機関も、この口コミ情報には敏感になっている場合も有り、これに対する対応を考える所も無いとは言えません。
実はこの対応が問題で、口コミ情報を利用することでリスクが生じることも有ります。
口コミ情報は、本来は実際に利用した人の情報ですから、参考になる情報になりえたわけですが、現在では口コミ情報には次の3種類の情報が混じっていると考えられています。
インターネットの良さは誰でも利用できて投稿するのも自由なところですが、そういった情報は裏が取れません。ですから、その情報だけを見ても真実かどうかは分かりません。
ここに挙げた情報が含まれている以上、安易に参考にするのは大変危険を伴う訳です。
またもっと深く考えれば、真実を述べているにしても、それは投稿者にとっての体験であって、自分に当て嵌まる保証など全くないのです。
こういったことを考えれば口コミ情報を利用する事はあまりお勧めできる事ではありません。
ですからカードローンを選ぼうという場合には、こういった他人が流している情報を基に考えるのではなくて、重要なのは自分がどう考えるのかという事です。
カードローンは自分がお金を借りて、自分が返済していくものです、ですから選ぶ場合にも、自分主体で考えなければ、極端な話返済途中で返済できなくなってしまう事だって有るかもしれません。
それは投稿された情報の大部分が否定的な意見の時です。そういった場合にいはそのカードローンは使ってはいけません。
否定的な情報も悪意のある情報という事も有りますが、危ない可能性があるものに近づく必要はありません。
ここでカードローンの人気について纏めておきます。
カードローンは大変使い勝手の良いローンですが、つい借り過ぎてしまう事にもつながる為、借入れを考えた時には本当にその借り入れが必要なのか考えてみる事も大切です。