キャッシングの中でカードローンの借入は利用限度額以上は無理ですから、更に必要な時には別を申込む必要があります。
返済能力が有って審査に通過できれば、法的な融資上限は有りますが何社も並行して利用する事は可能です。
審査というのはカードローン毎にそれぞれの審査基準で行われ、何社か並行して利用できるかどうかは、この審査基準で決まり、認めない場合も有れば1社だけとか2社まではOKとしている所もあります。
しかし4社目という事になると殆どの場合審査通過は難しくなります。
また複数利用すれば月々の返済も複数になり、返済日の管理も難しくなるので、返済には十分注意しなければなりません。
キャッシングの中でも最近ではカードを使って融資が引き出せるカードローンの利用者が増えてきています。
カードローンは業者によって違いますが、かなりの高額融資に対応しており、十分に感じますが、実際に借りられる金額というのはそう高額ではありません。
このため、お金が必要という場合には複数並行して借入れたいと考える人も多く、実際これは禁止されている訳でもありません。
問題は複数利用するにはそれらの審査に通過しなければならず、特に複数利用の場合には、返済能力が大変重要な判断基準になります。
ただしこのように審査さえ通れば何社も利用は可能なのですが、法的には総量規制というものが有る為、自分が借りられるお金というのは自分の年収によって上限が来まり、それ以上の借入れはできません。
キャッシングは消費者金融の金融商品として登場し、様々に進化しており、最近では銀行もこの分野に進出してキャッシングと言えばカードローンを連想する人が多いはずです。
カードローンというのは利用目的が限定されず、必要な時にATMから引き出すことができるので、最近では利用する人も増えています。
ただし、申込当初はまだ信用評価も低いことから、設定される利用限度額が低く、それでは足りないと考える人もおり、中には更に別のカードローンの申込みを考える人もいます。
そんなことはできないだろうと言う人もいますが、実際には特にカードローンの複数利用を禁止しているような法的根拠はないため、その気になれば複数のカードローンを利用する事は可能です。
ですから、利用できるかどうかは、申込んだ後に審査に通過できるかどうかという事に掛かってきます。
カードローンの審査では通常次のような確認や評価が行われています。
特に2件目以降のカードローンの審査で問題なのが返済能力です。
業者側も返済能力が有れば融資しても返済してもらえるわけですから、他に借入れが有っても融資しようと考えてもおかしくありません。
ただし先程法的な制限が無いと言いましたが、確かに契約件数は上限がある訳ではないのですが、消費者金融の場合には貸金業法が有って、その規定の中に総量規制というものがあり融資額には上限があります。
この総量規制の規定では、融資できるのは少額融資の例外を除いて全社合わせて年収の3分の1までと決められています。
ですから例えば800万円の上限のカードローンを利用したとしても、800万円融資してもらうには少なくとも年収はその3倍の2400万円必要という事になります。
また何件か合わせて300万円まで融資が欲しいという場合でも900万円の年収が無ければ、いくら複数のカードローンを利用したとしても希望通りの融資を受けることはできません。
この規定によって消費者金融は思うような融資ができなくなり、かなりの痛手を受けました。
キャッシングの審査というのは、キャッシング毎に作られている審査基準によって行われることになっており、この基準の沿わないような場合には審査に通過することはできません。
複数のキャッシングの利用の可否についても、この審査基準によって違ってくることになり、複数利用を認めないものも有れば、2件目、3件目までは許容するという事になっている場合も有ります。
ただし、どのキャッシングでも4件目という事になると、返済が難しいと考えるようになり、審査に通過させるような事はまずありません。つまり何社まで利用可能かという場合3社までというのが普通です。
では実際のキャッシングの審査はどのように行われるのかというと、それはキャッシングごとに作られている審査基準によって行われます。
つまりこの基準を見たいしているかどうかで審査が行われ、例えば返済能力の評価もこの審査基準を満たすかどうかで判断されますし、信用の評価もこの審査基準の違いによって評価は変わってくる事になります。
この審査基準は消費者金融が長い年月の間にあった様々な経験から何を確認しなければならないのかを蓄積してきたもので、消費者金融毎に違いがあります。
ですから、ある消費者金融では審査に通過できなかったとしても、別の消費者金融では通過できる可能性がありますし、人によっては逆の結果になる可能性も有るわけです。
この審査基準は非常に細かい部分まで決められていて、ここで説明している複数の並行利用についても、この審査基準によって決められています。
例えばカードローンの中には、他のカードローンを利用している場合には審査は通さないとしている場合も有ります。
また2件目までは良いとか3件目までは良いという規定になっているところも有り、カードローン毎の考え方次第で、複数利用が認められるかどうかが決まる訳です。
ですから、もし複数利用をしたいと考えているのであれば、このあたりを考慮して複数利用の実績があるかどうかという点について、申し込みの前に調べておくことが必要です。
可能性も無いのに申込みを行っても時間の無駄ですから注意しなければなりません。
ただし、複数利用を認めているカードローンであっても、既に3件利用してしまっている場合には、更に別のものを利用するのは非常に難しくなります。
これは殆どのカードローンが4件目以降の利用を審査基準で認めていないからです。
ですから複数借りるにしても3件までの範囲で考えなければなりません。
もちろんこの3件だけでも、返済はそう簡単ではないはずですから、それ以上の借入れを考えるようなことはせず、その範囲内で上手に利用したほうが賢明です。
本来であれば増額してもらって利用するカードローンは1つに絞ったほうが返済件数も1つだけで済みますからずっと健全な利用方法と言えます。
しかし、もし複数のカードローンを利用してしまっているという場合、増額審査では返済能力や信用の評価は低くなってしまうので、通過は難しくなります。
このため複数のカードローンを利用している場合には、一つ一つのカードローンの利用限度額を増額してもらうのはかなり難しいと考えなくてはなりません。
このように複数のキャッシングを並行して利用する事は可能ですが、何社も利用した場合、月々の返済額が高額化したり、返済日の管理が煩雑になって難しくなるといった問題点があります。
ですから申込当初というのは、これらの問題に気をつけて返済できるかどうかを考えている筈ですが、返済を続けていると状況が変わってくるために、返済が続けられなくなる可能性も有ります。
こういった何社も利用していて返済が苦しくなってくると、これ等を次々に借入れて他の返済に回すというような自転車操業的な返済になってしまう事になりかねず、後々返済できなくなる可能性も出てきます。
このようにキャッシングを複数同時に並行して利用する事は可能になっていて、一件一件は少額の借入でも、合計すればそれなりに高額の借入れになるので助かるという人も多いはずです。
しかし複数の利用となると一件だけの利用に比べて次のような問題がある事が指摘されています。
特に返済額が高額化するというのは、生活を圧迫することになるので、かなり大きな問題という事ができます。
こういった高額の返済の場合、借入れするときにには自分で返済していけると考えますし、実際に当初は返済していくものです。
しかし生活を圧迫するような返済はそう長くは我慢できませんので、支出を抑えるような方法で返済するお金を作るような事をしていては、すぐに返済に行き詰ってしまうものです。
ですから返済については誰もが安易に考えがちなのですが、複数並行利用する場合には、将来的に返済していけるとは言い切れないのです。
はっきり言えば、1件だけでも返済が有れば苦しくなってしまう事もないとは言えないのですから、まして複数の返済を考えた場合には、返済に苦しむ可能性はかなり高いと考えておくべきでしょう。
特に注意しなければならないのが返済を他からの借入れで行うようになる事です。
要するに複数のキャッシングで借入れしたお金で他のキャッシングの返済を行うというようなことを繰り返し行えば、しばらくの間は借りたり返したりを繰り返せるわけです。
しかし返済というのは利息分の支払いも必要ですから、借入れが徐々に増えていく可能性があり、そのうち利用限度額に達して借入れができなくなってしまう事も有ります。
そうなった場合、また新たなキャッシングを契約して借入先を増やすことも考えられますが、これも説明したように4件目になると審査は通過できません。
このため、こんなことを続けていればいつか借りる事ができなくなって破綻してしまいます。そうなると多重債務者という事になり、場合によっては自己破産するしかなくなってしまいます。
それを回避したい場合には、早めに債務整理を行なって返済できるように返済条件を見直してもらったり、思い切って自己破産して債務を帳消しにしてもらう事も考えるべきでしょう。
何社もキャッシングを利用するとこういった問題があるため、やはり安易な借入れをするのではなく、借入れが必要と考えた時は、借入方法を考えるのではなく借りずに済ませる事をまず考えましょう。
もしどうしても借入れが必要で、新たな申し込みをしなければならない場合には、まずは自分で自分が月々幾らまでの返済に耐えられるのか、しっかり計算して、自分の返済能力を把握しましょう。
こういった返済能力の計算では、日頃から自分の収入や支出がどうなっているのかがわかる必要があるので、今は必要が無かったとしても、日々の自分のお金というものを管理しておくようにしましょう。
キャッシングの数が増えてしまうと、このように返済が厳しくなってしまうという問題があり、場合によっては返済できなくなる危険性もあるわけです。
ですから、必要と考えた時に安易に借入れを繰り返すのは、あまりキャッシングの利用の仕方としてお勧めできるものではありません。
一般的に言えば、何か大きな目的が有ってローンを借りる事が有ってもキャッシングというような小口の融資は利用しなくても生活していけている人というのはいっぱいいます。
またキャッシングというような借り方が一般的ではなかった時は、普通にそんなものに頼らなくても生活できていたのです。
ですから、うまく遣り繰りを考えれば、借り入れなどしなくても生活できるほうが普通なのです。
もう一度自分の収入を見直して、生活設計をし、借りなくてもよいような生活に改善していきましょう。
もしどうしても借りなければならないという時は、まずは自分の返済能力を計算してみましょう。
安易に借入れしてしまう人は、意外にそういった所がいい加減で、たぶん返済できるというような根拠のない自信から借入れしてしまいがちです。
そこでまずは自分が幾らまでなら返済できるのか計算するために、1年程度前から自分の月々の収入額と支出額を調べてみましょう。それが分ったら次の数式で月々の収支額を計算してみて下さい。
この収支額が返済額の合計以上あれば月々返済していく事が可能です。もし収支額が下回っていた場合には、生活上何らかの節約が必要になり、長期の返済は苦しくなってしまうでしょう。
ここで重要なのは、収支の計算がすぐに正確に行なえることです。
そのためには日々自分の収入と支出内容を記録して、自分のお金というものが管理できていることが必要です。
記録は昔ながらの家計簿でも良いですし、最近ではスマホのアプリでも簡単に記録できるものがあるので、自分に合わせて良いものを選べば、あまり面倒ではないはずです。
またすぐにお金を借りる必要が無いという人も、いまから記録を残しておけば、借りなければならなくなった時に、有用な資料として利用できるので、今日からでも記録しておきましょう。
その中ではもし返済が難しくなった時には、どのような部分を節約して、お金を捻出すれば良いのかといったことも予め検討しておきましょう。
そうすればいざ困った時でも慌てずに対応することが可能なはずです。
ここでキャッシングは何社借りられるかについて纏めておきます。
複数利用で返済が苦しくなった場合には、お纏めローンで1つに纏めてしまえる可能性も有りますから、よく検討して利用して下さい。