セントラルは大手まではいきませんが中堅消費者金融として全国に18の拠点を構えてカードローンを展開しており、300万円まで4.8%から18.0%の金利で融資を行なっています。
申込方法はネット経由やコンビニ利用など5種類用意され、ネット経由の場合パソコンとスマホが利用できます。珍しいところではコンビニのマルチコピー機が利用できるため大変便利になっています。
借入れはセントラルとセブン銀行のATMからの引出しと銀行振込に対応しており、返済もやはりこれらのATMと銀行振込で行う事になり、返済方式は借入残高スライドリボルビング方式が採用されています。
セントラルは中堅の消費者金融で愛媛県に本社を置き全国にATMコーナーを含めて18か所の拠点を持ち全国規模のカードローンを提供しています。
融資の上限額は300万円で、大手から比べると少額に見えますが、消費者金融としては一般的な融資額で、カードローンでの借入額としては十分な金額という事ができます。
金利は4.8%から18.0%となっていますが融資上限が300万円という事から考えれば、他の消費者金融とほぼ同程度の金利という事になり、金利から見れば大手と比較しても不利な利用にはなりません。
セントラルは愛媛県にある消費者金融で、1973年に創業されたかなりの歴史を持つ業者です。
ただしやはり同時期に創業した現在大手と言われる消費者金融に比べれば、規模はかなり小さく、現在全国にATMだけのものを含めて18の拠点ですから小さめの中堅消費者金融と言えるでしょう。
特に東京に進出してきたのが2017年ですから、今後更に首都圏で拠点を増やしていく事になるのかもしれません。
セントラルのキャッシングの仕様は次のようになっています。
商品名 | カードローン |
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利用限度額 | 1万円~300万円まで |
金利(年利) | 4.80%~18.0% |
返済方式 | 借入残高スライドリボルビング方式 |
この300万円というのは、現在の大手銀行や大手消費者金融と比較するとちょっと少ないように見えますが、貸金業法の総量規制の規定から考えれば年収900万円無ければ300万円は借りられません。
したがって、申込者の大部分は融資の上限が300万円あれば十分という訳です。
逆に言えばセントラルが利用者として想定しているのは、年収が900万円以内の人という事になります。
適用になる金利は4.8%から18.0%で、18.0%という上限は、一部を除いて他の消費者金融と、ほぼ同じで横並びと言っても良いでしょう。
また下限の4.8%というのは数字だけを見ているとほかよりもちょっと高めの設定に見えます。
しかし金利というのは利用限度額とも関係しており、高額融資になるほど低金利で融資が行われることになるので、大手消費者金融がさらに高額融資をしていることを考慮しなけれな単純な比較はできません。
そこで300万円借りた場合で他と比較した場合、やはりほぼ同程度の金利になっているので、やはりほぼ同等と言えるでしょう。
セントラルの申込方法は窓口、自動契約機、郵送(電話)、ネット経由の他コンビニでの申込みにも対応していて、電話だけでの申込みはできませんが、コンビニが利用できるなどちょっと変わっています。
ネット経由での申込みではパソコンとスマホに対応していますが、大手のようなスマホの専用アプリが用意されているわけではないので、ブラウザから必要情報を入力することによって申込みを行います。
コンビニを利用する場合にはマルチコピー機を利用してFAXによる申込みが行えます。大手に比べ店舗が少ないのでコンビニを利用して店舗網に代えているという形になっているわけです。
そこでセントラルはどのように申込めばよいのかという事になりますが、セントラルには次に示す5つの申込方法が用意されています。
他の消費者金融では電話での申込み方法が提供されているところが多いですが、セントラルは電話は連絡用など申込みの補助的手段で利用しますが、電話だけで申込める方法は用意されていません。
またコンビニ申込みというのは他ではあまり見られないので、セントラルの申込方法は、かなり珍しく感じます。
店舗が少ないので、コンビニを疑似的な店舗網として利用しようと考えているのかもしれません。
ではネット経由の申込みの流れを説明しましょう。
まず利用できるのはパソコンかスマホという事になり、携帯電話(ガラケー)への対応はありません。
またスマホ用の専用アプリも用意されていませんから、パソコンの場合もスマホの場合もブラウザを利用して、必要情報を入力し送信することで申込むことになります。
申込みの流れは次の通り。
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このようにすべてをネット経由で行う事が可能です。
契約書類の送付は郵送でも可能となっているというように、セントラルの申込みでは、ネット経由でも郵送が挟まっていたり、次に説明するコンビニ利用でも電話を併用したりするので注意が必要です。
次に申込方法としては珍しいコンビニでの申込方法について説明しましょう。この方法は基本的にはFAXを使った申込みです。
申込みの流れは次の通り。
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コンビニのマルチコピー機の利用はちょっと戸惑うかもしれないので、事前によく調べておきましょう。分からなかったら店の人に教えてもらいましょう。
借入はローンカードによるATMからの引出しと電話での振込依頼による利用者の口座への銀行振込で行う事になります。ATMはセブン銀行と提携しており、全国のセブンイレブン等で利用できます。
返済についても借入れと同様でATMからの入金の他、セントラルの指定口座への銀行振込で行うこのになります。返済の場合もセブンイ銀行のATMの利用が可能になっています。
セントラルの返済方式は借入残高スライドリボルビング方式で借入残高が増えるにしたがって段階的に返済額も増えていきます。
申込みが終わって審査に通過できれば、契約後借入れることができます。
借入方法は他のカードローンと同じでATMと振込を使った次の2種類です。
申込当初のローンカードが届くまでの間は振込依頼で利用して下さい。
ATMはセントラルのものはそれほど設置されているわけではないので、多くの利用者は、実質的にはセブン銀行のATMしか利用できないという事になります。
近くにセブンイレブンやイトーヨーカドーが無い場合には申込前に利用できるATMの場所を確認しておきましょう。
次に返済ですが、残念ながら自動引落は利用できず、次の方法に限定されます。
どちらも返済日までに自分で操作する必要があるので、長期に返済していれば1度や2度は忘れる事も考えられるため、返済を忘れてしまわないように注意しなければなりません。
セントラルの返済方式は借入残高スライドリボルビング方式と呼ばれる借入残高を段階的に区切ってその各段階内では月々の返済額が一定になる方式が採用され、セントラルの場合次のようになっています。
借入残高 | 月々の返済額 |
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10万円以内 | 4000円 |
10万円超20万円以内 | 8000円 |
20万円超40万円以内 | 1万2000円 |
+10万円ごと | +3000円 |
借り入れが増えていくと、返済額が高額化することが分かります。
ただし他のカードローンでは一括ではなくても余分に返済ができる様になっていますがセントラルの場合は一括返済になるので注意が必要です。
セントラルは中堅と言っても全国には18拠点しか持っていませんから、セントラル自体のATMは全国的に考えれば、殆どないといって良い状態です。
このためセブン銀行と提携してセブンイレブン等でATMが利用できますが、提携関係はこれだけで、利用するには手数料がかかってしまい、その分の損失が大きくなります。
また返済方式は借入残高スライドリボルビング方式の為、借り過ぎてしまうと自分の返済能力を超える可能性があり、予め自分の返済能力で幾らまで借りられるのか確認しておくべきでしょう。
次にセントラルの利用上の注意をまとめておきましょう。
まず問題はATMです。先程も説明しましたがセントラルは中堅消費者金融と言われていますが、全国に拠点は18箇所しかなく、セントラルのATMが利用できる場所はほとんど無いと考えるべきでしょう。
しかしセントラルの場合には提携関係がセブン銀行しかありませんから、全国と言っても、地域的には利用が難しい場合も考えなければなりません。
しかもセブン銀行のATMを利用する場合には利用金額によって108円あるいは216円の利用手数料がかかります。
他のカードローンの場合には提携関係によって利用手数料が掛からないことも有りますが、セントラルの場合にはそうなっていないので、利息以外にも余分に支払うお金がある事を覚えておく必要があります。
こういった場合、人によっては108円程度なら構わないというような人もいますが、借り方次第では利息よりも高額になってしまう可能性もあるので、あまり安易に考えないようにしてください。
もう一つの注意点は返済方式の借入残高スライドリボルビング方式です。
先程セントラルの借入残高スライドリボルビング方式の月々の返済額を示しましたが、例えば100万円借りたとすると月々の返済額は3万円と言う事になります。
返済能力にもよりますが、返済額が1万を超えると返済が苦しいと考える人は多くなります。
それが3万円という事になると、かなり厳しい返済になるでしょう。ですから、この方式の場合には、予め自分の返済能力を計算して、その金額内で借入れできる限界を見極めておきましょう。
そのためにはまず、月々の収入額と支出額から次の数式で収支額を計算してください。1年程度前から調べれば正確な見極めができるでしょう。
この収支額と先程の表を突き合わせれば、自分の返済できる限界の借入額を計算することができます。
月によって収支額にばらつきがある場合は最少額になるときを基準にすれば返済できなくなる可能性は小さいでしょう。
しかし借りなければそういうことも有りませんし、利息を支払う必要もありません。
ですから借入れを考えた時はまずは借入れしないで済む方法を考える習慣を付けましょう。
考えた結果として、少しでも遣り繰りができれば、実際には借入れしなければならなかったとしても、借入額を予定よりも少額することもできるでしょう。
ここで消費者金融セントラルについて纏めておきます。
セントラルの利用では手数料の支払いを回避するのは難しいので、他のカードローンとも比較して、自分の利用環境でお得さをよく考えて選ぶようにしましょう。